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マカイバリ茶園でテイスティング

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 マカイバリ茶園
 マネージャーのニルさんが淹れた紅茶
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テイスティング

マカイバリ茶園のオーナーのバナジーさんに偶然道端でお会いしました(前号の記事参照)。そして電話で工場に連絡してくださったので工場に着くとお出迎を受けました。紅茶のテイスティングはマネージャーのニルさん自ら準備してくれました。 


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 心に残る
 ファーストフラッシュ・ビンテージの味
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紅茶の写真

ニルさんが用意してくれたのは
1、ファーストフラッシュ・ビンテージ
2、マスカテル
3、ダージリン・ウーロン
4、シルバー・グリーン
5、ホワイトティー
6、シルバーチップ・インペリアル
でした。
蒸らし時間の4分をタイマーで計り、カップに注ぎました。ニルさんが「少し冷ました方が味が分かるから」と待つこと3分。
ダージリンのテイスティングを教えてくれました。
スプーン一杯の茶液を舌の上に載せる、舌全体に広げて味わう、チューチュー 口から吸いこむ空気で霧状になった茶液を全体に広げ香味を確認します。
マカイバリ式を習得しようと、吐き出しては口に含み、チューチュー、繰返し何度もやってみました。
納得したところで、ニルさんがどれが一番美味しいかと聞いてきました。

 それぞれ特徴があり皆美味しい、マスカテルも美味い、しかし今一番美味しいと思うのは「ファーストフラッシュ・ビンテージ」ですというと、ではそれを淹れてあげましょうと、ソーサー付のカップに淹れてくれました。

ストレートで飲むダーリンティー、まずは芳醇な香り、そして奥深い古風な味わいが人を虜にします、私はそこに哲学的なものを感じます。


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 これがご自慢の無農薬有機栽培の茶畑
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マカイバリ茶園の茶畑


 茶畑を見たいというと、案内の方を呼んでくれて、工場の裏の茶畑に案内してくれました。見たところ何の変哲もない茶畑に見えますが、農薬を使わず、土中の虫や生き物の力を借りて土壌を維持しているので、土が柔らかいというのです。斜面の土を棒で掘ってみてくださいと言われました。


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オーガニックで世界的に有名なマカイバリ茶園訪問

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マカイバリ茶園
道端でオーナーにばったり出会った幸運
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 マカイバリ茶園を目指して車で走っていると、突然道路工事の通行止めに遭遇。これが運命の出会いになるとは思ってもみませんでした。車を止めてどうしようか、ガイドさんと相談していると。車窓にマカイバリ茶園のオーナーであるバナジーさんが歩いているのを見つけました。ビックリしました、ガイドさんも驚いてました。車から飛び出し追いかけました。日本から来たこと、マカイバリジャパンさんのこと、弊社でも売らせて頂いていること。彼は喜んでくれました。マカイバリはここから近いから歩いていきなさい、と携帯で工場へ連絡してくれました。


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マカイバリの魅力って何?
ダージリン90近い茶園がある中でオーナーが茶園に住むのはマカイバリだけ
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マカイバリ茶園正門

 最大の魅力はオーナーであるバナジーさんの人柄だと私は思います。茶園に家族で住み茶園労働者とひざを突き合わせ、理想の紅茶づくりを熱く語り、人々をひきつけます。彼には哲学があります。愛があります。 

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マカイバリの魅力って何?
40年になる無農薬・化学肥料排除のサステーナブル土壌づくり
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紅茶工場のでこぼこ道


 農薬を使わず、森は残し自然の動物たちと共存、化学肥料は使わず茶畑の土は微生物が共存。まさに持続可能な農業のモデルが出来上がっています。海外からの関心も高く、ドイツの新任の環境大臣は必ず見学に来るとも言われています。


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ダージリン・ネパール、紅茶の作り方

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 美味しい紅茶、製茶プロセス
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 茶畑で摘んだ茶葉は籠いっぱいになるころトラックなどで回収され工場に持ち込まれます。つぎはウイザリング(萎凋)工程。平らで長い箱(約1000kgの生の茶葉が入ります)ここに広げて、15~20時間の乾燥作業です。この管理で美味い不味いの品質が決まるとも言われる大事な作業。ここで70%の水分を蒸発させます。すでに一部の発酵が始まり、茶葉は下の写真の状態となります。
ウエザリング(萎凋)を終えた茶葉

 つぎは揉捻(揉む)処理。ローリングマシンと呼ばれる機械で一度に100kgほどを処理します。よれよれで切れにくくなっている茶葉を撚りながら、茶葉内のエキスを揉みだします。掛け過ぎると粉になってしまうので、その時の茶葉の柔らかさに合わせ、最短5分から25分程度の処理となります。下の写真は程よく揉みあがった茶葉の様子です。 
揉みあげた茶葉

 つぎは茶葉を棚に広げ発酵させます。ファーストフラッシュの発酵時間は短く、茶葉に緑色が残るのが特徴です。この後は乾燥工程です。乾燥炉内をゆっくり回るベルトコンベアに載せた茶葉が、炉内120℃ほどの熱風で乾燥されます。乾燥を終えた茶葉の重量は生茶葉の1/4になると言われますから、1000kgの生茶葉から250kgの乾燥茶葉ができあがります。
 これで終わりではありません、異物や茎などのゴミを取り除く処理を経て、篩(フルイ)に掛け茶葉をサイズごとに選別します。下の写真は選別された一番良い茶葉です。
できあがった紅茶

 できあがった茶葉は品質管理のため、工場内でテイスティング(味見)が行われ製品になります。仲買人:オークションを経て買い手に引き渡されます。
紅茶工場のでこぼこ道


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恐怖の道、マーガレッツホープ茶園の訪問

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 マーガレッツホープ茶園の険しい道のり
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マーガレッツホープ茶園の試飲

 4月24日この日、最後の訪問予定はマーガレッツホープ茶園でした。

 また来たいと言いつつ、母国・英国に帰る途中の船旅で病死した娘の名前をつけたという茶園名は、茶園主・父親の愛と幼くしてこの世を去った娘の無念を偲ぶ物語に心を打たれます。

 昨年仕入れた同茶園のセカンドフラッシュが美味しかったせいもあり、ぜひ今回の訪問で訪れたい茶園の一つに揚げておりました。

 茶園は16:00の訪問で事前の了解を得ていましたが、折からの激しい雨と交通渋滞も加わり、2時間近く遅れが出ていました。ダージリンは標高2000m、横に細長く伸びる町で、車がやっとすれ違うことができる細い道路で繋がっています。やっとマーガレッツホープの看板が出てきたので「これで到着」かと安堵、本線から分岐してクネクネ坂を下りて行くのですが工場らしきものが見当たりません。ガイドも運転手も不安に。 とうとう谷底までおり切り、出合った村人に尋ねると、先の橋を渡り山を登りなさいと。

 この道が急坂のでこぼこ道、車はローギヤで走るが、石に乗り上げ、右に、左に大揺れ、時々ゴツンと車体がぶつかり運転手はひやひや。路肩は草だけが目安で車輪を外せば谷底まで転がる茂みの急斜面。加えて大雨と落雷。対向車が来たらどうなるのか、ただ来ないことを祈りました。

 長い坂を登り切ってやっと工場の正門に着いたのは19:00時近くでした。それでも マネージャーとスタッフの方々は良く来たと暖かく歓迎してくださり、とても嬉しかった。私からマネージャーに、「遅れてすみません、そして夜道に不慣れなので帰り道がとても不安です。今夜は試飲だけお願いし、工場見学は次の機会させて頂けないでしょうか」 とお願いしました。

マーガレッツホープ・クローナルl

 待機して頂いていたスタッフが早速試飲の準備をしてくれました。
 
 ファーストフラッシュのクローナルを3種類、チャイナ種を一種類を手際よく淹れてくれました。スプーンで口に入れチューチュー。 どれもみな美味い。そして二回目の試飲を終え、2番目のクローナルは香りが良いそしてとても上品です、しかし私は3番目のクローナルは飲みごたえが十分あり、日本では人気が出ると思いますと感想を述べました。そうしたらマネージャーが試飲を開始、つづいてスタッフも全員でチューチュー。マネージャーは「私は2番目のクローナルがとても好きだ」どちらかと言うと白茶に近い、発酵を抑えた紅茶なので軽い心地よさが特長とか(私の翻訳は:正確ではありませんが)。また彼は、好みは個人で異なるのは当然で、スタッフの一人をさして、彼はチャイナ種が一番美味しいと言っていますよと微笑んでいました。

 紅茶はもちろん美味しかったのですが、このマネージャーとスタッフのやり取りを見ていて、上下関係の厳しい他の茶園にはない、「みんなで良いもの作ろうよ」的な、新しい工場管理を感じました。

 マネージャーは私たちは、6茶園で企業グループを構成しており、特にいい紅茶になるセカンドフラッシュは、ここマガレッツホープとキャッスルトンが最高のものを作っています。続いてシンブリ茶園、次がタルボ茶園・・・・

 そしてお別れの時。「セカンドフラッシュは6月です、次に来るときは6月にいらっしゃい」とマージャーの暖かいおことばを聞いて茶園を後にしました。

 外は真っ暗、遠い町の光を見ながら、ヘッドライトを頼りに、対向車がないことを祈りながら走りました。

茶摘みのおばさんたちl

 茶摘み労働は急坂の作業が多く大変ですね。若い人は少なく、ベテランと言っていいと思いますが、おばちゃんパワーです。それにしても見渡す限りつづく茶畑で、摘み残しなく作業をすすめるのも大したものです。茶木は中国種、アッサム種、クローナルとあるようなので、次に行った時はおばちゃん達に、茶木の見分け方を教えてもらおうと思います。

 以下はダージリンの紅茶関係者にインタビューした内容です。
茶木は大きく分けて5種類あります。

1、中国種
2、中国種の交配種(ハイブリッド)
3、アッサム種
4、アッサム種の交配種(ハイブリッド)
5、クローナル

 5番目のクローナルは母木(Mother Bush)から枝をカットし挿し木(土に挿す)で増やした茶木。母木はより多くの茶葉収量を狙ったものや、香りや味など高い品質を狙ったもの、ほどよく両者を求めたものなど。ダージリンでは37種の母木あると聞きました。ですから一口にクローナルと言っても美味しいとは限りませんね。高品質の茶葉生産を狙った母木が魅力ですが、茶園の秘密事項なのです。

  マーガレッツホープのクローナルがどんな母木なのか、もっと親しくなった時に一度聞いてみたい項目であります。

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登山で有名なカトマンズへ到着

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 2015年4月20日ネパール・カトマンズに到着
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エベレストホテルl

 4月20日に成田から出国、CX501で香港へここで乗換の予定です。香港空港は初めて使うのでどんな空港の作りになっているのか興味がありました。
 空港は字型のゲート配列ですが端から端までは、動く歩道を歩いても10分は掛かる長いものです。なので下層階にトラムが走っていて これを使った移動ができます。到着が遅れたり乗り継ぎ時間が短い時はちょっと心配ですね。
 香港でカトマンズ行きのドラゴン航空 KA192に乗り換えました。となりに美人のアメリカ人女性が座っていたので、再度自分の搭乗券を確認し着席。飛行機は途中、バングラディッシュのダッカで止まり大半の客が下りました、残念なことにアメリカ美人も降りてしまいました。1時間弱の機内待機の後カトマンズに向け離陸。
 カトマンズは標高1300m、山に囲まれた盆地で過去に航空機事故が起きています。夜中の逆噴射の強い着陸となりました。
 入国手続きを終え出口へ、ここがカトマンズかと感激、空気が違う。迎えに来てくれた旅行事務所のマネージャー、通訳と宿泊先・エヴェレストホテルへ向かいました。
 
 ホテルではぐっすり眠って朝を迎えました。窓からみるカトマンズの町。朝食後に表の道路を歩いてみました。

エベレストホテルl

 交差点は信号機は消え、警官が出ているものの交通整理はせず、歩行者とバイク、小型車が入り乱れ交差点を通過していきます。横断歩道の白線もなく、慣れないとなかなか渡るチャンスをつかめない交差点です。

エベレストホテルl

この朝が、4/21火曜日、このあと 4/25土曜日に 誰も予想しなかった あのネパール巨大地震が町を襲うことになるのです。

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